ChatGPT等の生成系AIの利用の注意点について

教育学部・教育学研究科の皆さん

最近利用され始めているChatGPT等の生成系AIはオンライン上のデータを基に学習し、様々な質問に対して対話形式で応えてくれます。学習支援を含め、世界中の様々な分野でその利便性に注目が集まり、議論も進行しています。

現時点で既に国内外で指摘されている注意点を下記に示します。
・生成系 AI による出力には適切性や正当性に疑義があったり、バイアスや誹謗中傷を含んだ観点や情報が含まれている可能性があります。
・個人情報や機密情報を意図せず漏洩させてしまう可能性や、法律上の問題(著作権侵害等)がある場合も想定されます。
授業における課題やレポート等を提出する際、ChatGPT等の生成系 AIのみを用いて文章を作成することはできません。また、作成時に安易に利用してしまうと、皆さんの学習が深まらないことが懸念されます。学びを深めるためには、人と人との対話や、様々な書籍や論文に触れること、海外を含む自然や社会、文化の中での体験も重要です。学生の皆さんが、自分自身で考え、生成系 AI に対しては良識と正しい倫理観に基づいて利用することを期待します。